小児歯科

健康な身体は、健康なお口から

「食べること」、その目的は栄養を得るだけではありません。
楽しみや生きる活力にもなり、身体のみならず心の健康ともつながっています。
80歳で20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足できると言われています。
きらめきデンタルクリニックでは、いつまでも食べる喜びを感じてもらうために「生涯自分の歯で食事をできるお口を育てること」を目標としています。
小児歯科では、定期検診でお口の問題点の早期発見・治療をすると同時に、0歳~15歳各年齢に応じた目標を立て、お口の環境を育てていきます。
そうして「自分のお口は自分で守る」ことのできるお子さまに育ってもらえるよう取り組んでいます。
幼少期からの定期的な通院で、より完成度の高い口腔内環境を整えられます。お口の状況に合わせ、2~6ヵ月に1回の定期検診をお勧めします。

むし歯ゼロを実現するために。0歳から考える予防

歯を失う2大要因は“むし歯”と“歯周病”です。
この2つを防ぐには、「日ごろのケアでお口の中全体を清潔に保つ」ことが重要です。当クリニックでは、「0歳から考えるお口の健康」をテーマに診療を行っております。
お口の健康は、下記のような様々なことが関係しています。

  • 歯肉(歯ぐき)
  • 上唇小帯(上唇の裏にあるひも)
  • 歯並び・かみ合わせ
  • 口腔周囲筋のバランス
  • 食事
  • 姿勢
  • 呼吸

きらめきデンタルクリニックの検診では、歯だけではない様々な視点からお口の健康を考えます。早くからお口の健康について考え取り組むことで、将来起こりうる問題点を早いうちに軌道修正することができます。歯が生えたら受診していただくことをお勧めします。

コミュニケーション(信頼関係)を重視した診療

当クリニックでは、コミュニケーションを重視した診療を行っております。お子さまが、大人になっても自ら歯科医院に通院できるよう、歯科を好きになってもらうことを念頭におき、安全・的確な処置が行えるようスタッフ一同、日々の診療に取り組んでいます。
3歳を過ぎる頃には、意思の疎通がとれるようになってくるため本人が納得すれば1人で診療室に入ります。
保護者の方と離れ、スタッフと向き合う時間を持つことで信頼関係を築きます。低年齢のお子さまにも分かりやすいように視覚的資料を使いお話をしたり、毎日のケアや生活習慣のアドバイスをさせていただきます。
不安が強いお子さまへは、ひとつひとつ丁寧に説明をし、その子のペースに合わせ診療計画を立てています。

「乳歯は生え変わるからむし歯になっても平気」という誤解

乳歯がむし歯になってしまうと、次のような問題が生じやすくなります。

  • 乳歯の下の永久歯の質が弱くなるケース(エナメル質形成不全)があります。
  • むし歯などによって歯が大きく崩壊してしまうと、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保できず、凸凹(叢生)など歯並びに影響が生じます。
  • しっかり噛んで食事ができず、唾液の分泌低下によってむし歯のリスクが高くなったり、噛めない状態が長く続けば、顔面や姿勢のゆがみにもつながることがあります。

乳歯は、永久歯が生えてくるまでの間、大切な役割を果たしています。そのためにむし歯にならないケアの方法を学んだり、生活習慣を考える事が大切です。初期むし歯の段階で発見できれば、進行しないためにどうしたらよいかを一緒に考えることができます。治療が必要なほど進行してしまったむし歯は、お子さまと医師・衛生士とが協力をして治療を行っていきます。

きらめきだからできる「子どもが納得する治療」

当クリニックでは、緊急性がある場合を除いて、押さえつけての治療は行っておりません。無理強いした診療では歯科嫌い、歯科恐怖症になってしまうこともあります。本人が納得した上で診察、治療を行うことが大切であると考えます。
お子さまが治療について理解し協力してもらうことが安全で正確な治療につながるため、恐怖心や不安が大きくすぐに治療ができない場合には「トレーニング」を行います。
トレーニングでは1人でチェアー(診察台)に座ることから始まり、治療に必要な機械を使った練習をします。痛くないということを理解してもらい、医師・衛生士と約束を守れるようになってから治療を行います。
トレーニング期間や間隔には個人差があり、何度か来院していただく場合もありますので、保護者の方のご理解を得た上で行っていきます。
できてしまったむし歯を治療するだけではなく、なぜむし歯になってしまったのかを一緒に考え、今後繰り返さないための予防にも力を入れています。

永久歯が生え始めるまでの乳歯列矯正

生後5~6ヵ月頃から乳歯は生え始め、3歳頃に全ての乳歯が生えそろいます。(個人差があります)
その時点で極端なかみ合わせの異常がある場合、乳歯列矯正を推奨しております。主に、上下一体型の取り外し可能な矯正装置をメインで行います。これによって永久歯が生えた後の矯正治療をスムーズに進めることが可能となります。
費用については精密検査、コンサルテーション後に確定します。

よくあるご質問

  • テレビで、むし歯になり歯科医院で薬を塗ったら、前歯が真っ黒になっている子を見ました。
    自分の2歳の子も心配になりました。むし歯を増やさないように出来ることは何がありますか。

    まず大切なことは、日々の生活習慣と歯磨き習慣です。食事をしっかりとり、間食の時間帯や量、質も考えて食べる事ができるとよいです。また、「食べたらハミガキ」が家庭で行う基本的なむし歯予防です。
    他にはフッ素の活用があります。乳歯は萌出(ほうしゅつ)後に成熟するまで1年(永久歯は3年)かかります。この期間はフッ素の取り込みがとても良いため、歯科医院や市の検診で高濃度のフッ素塗布や、ホームケアとしてフッ素ジェル・フッ素入り歯磨剤などの低濃度のフッ素を日々取り入れることなどがむし歯予防に繋がります。
    むし歯は、歯や唾液の質、唾液の量といった口内環境にかなり個人差があるため、予防法もお子さんにより異なります。「むし歯を治す」ために歯科医院を受診するのではなく、「むし歯をつくらない」ために歯科医院を受診されてみてはどうでしょうか。

  • 生後8ヵ月の子どもがいます。歯が生えたばかりでむし歯はないと思いますが、歯医者に連れて行くのはまだ早いでしょうか。

    まだ早いということはないと思います。歯医者と聞くと「むし歯を治す」というイメージの方が多いかと思われますが、実は「むし歯を予防する」というところでもあるのです。進行して穴があいてくると誰の目からみてもむし歯とわかりますが、そうなってしまってからでは手遅れです。早めに専門家に診てもらい「隠れた危険」を察知しむし歯にならないようにケアしていくことが大切だと考えます。また、早期に歯医者にかかることで、正しい歯みがき方法、歯磨剤や歯磨きジェルの使用方法、幼弱乳歯へのフッ素塗布の必要性、口の発育に合わせた離乳食の進め方、歯並びやかみ合わせの重要性など様々な情報を知ることが出来るというメリットがあります。「全身の健康は口元から」歯を守るために今からできることはたくさんあります。それを知ることで、大切なお子様の成長がより良いものとなってくれるはずです。

  • 1歳半の子どもがいます。毎日のように歯みがきを嫌がるので、こちらもストレスになってきています。
    何かいい方法はありませんか。

    歯ぐきや頬や唇を痛がりませんか?保護者が怒った表情や口調になっていませんか?歯みがきのタイミングはどうですか?歯ブラシを当てる力や毛先の硬さが不適切だったり、毎日怒られながら歯磨きをしていると、歯みがきは痛く辛いという悪いイメージがついてしまいます。そうなるとなかなか上手に磨けるようにならないですし、保護者もストレスになってしまいます。
    大切なのは歯みがきするとほめられる、口の中がきれいになって健康になれる、というプラスのイメージに変えて習慣化することです。そのためにまず保護者が正しい磨き方や適切な歯ブラシの選び方などの指導を受け、そしてご家庭で、食後すぐ磨く、楽しく行うことで、子どもに歯みがきのプラスイメージを植え付けることがポイントです。嫌がる子どもの仕上げ磨きは根気が必要ですが、乳幼児のお口の環境は生涯の健康な歯にとって大切です。

  • 最近3歳児検診で子どもにむし歯があると指摘を受けました。自分が幼い頃にむし歯が多く苦労したので、自分の子どもはむし歯にならないようにと注意してきました。歯みがきや間食を気をつけるだけではむし歯は防げないのでしょうか。

    ご両親にむし歯が多い場合、お子様がむし歯になりやすい可能性は高いと思われます。まずはむし歯の治療を行うことが先決です。しかしただ治療をするだけではきっとまたむし歯を繰り返してしまうでしょう。むし歯が出来る原因は「歯みがきの不足」や「間食の取り方」などと思われがちですが、実はほかにも食物の種類や時間・歯の質・唾液・細菌・習癖・歯や歯並びの形態など、さまざまな要因が複雑に絡み合ってむし歯を作り出しているのです。
    重要なことは、何が最も大きな原因となっているかを見つけ出し、そこを重点的に改善し予防していくことです。まずはこの機会にかかりつけの歯科医院を見つけ、歯科医師・歯科衛生士としっかり相談してむし歯を繰り返さないお口の環境を整えていくことで、大切な永久歯のむし歯を予防することに繋がっていくと思います。

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