10月のお知らせ ~乾燥の季節に気をつけたい!お口の乾き~
10月の休診日について
東海市にある小児歯科、矯正歯科を専門とするきらめきデンタルクリニックです。
いつもご来院ありがとうございます。
10月の休診日は以下の通りです。
■木曜(2日、9日、16日、23日、30日)
■日曜(5日、12日、19日、26日)
■祝日(13日)
ご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
乾燥の季節に気をつけたい!お口の乾き
秋の風が心地よい季節になりましたね!
10月は季節の変わり目で気温が下がり、空気も乾燥しやすくなります。肌や喉の乾燥を気にする方は多いですが、実は「お口の乾燥」にも注意が必要です!
今回は、そんなお口の乾燥によるリスクや、注意したいポイントについてまとめました。
大切な唾液の役割
唾液は「天然のむし歯予防薬」とも言える存在。
乾燥で唾液が減ると、この大切な働きが十分に発揮されなくなってしまいます。
唾液には次のような働きがあります。
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お口をうるおす:食べ物を飲み込みやすくする
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洗浄作用:食べかすや細菌を洗い流す
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抗菌作用:むし歯や歯周病の原因菌の増殖を防ぐ
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再石灰化作用:歯の表面を修復し、むし歯を防ぐ
「お口の乾き」のサイン
唾液の分泌が減っているとき、お口の中にはいくつかの変化が現れます。
次のようなサインが見られるときは、お口の中の乾燥が進んでいる可能性があります。
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寝ているときに口が開いている
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朝起きたときに口臭が強い
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「口の中がネバネバする」と訴える
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水分を欲しがる回数が増えた
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唇がカサカサ、口角が切れやすい
これらは唾液の量が減っている代表的な兆候です。
乾燥した状態を放っておくと、むし歯のリスクが高まったり歯並びや口腔環境に影響がでることもあります。
お子さんの様子を少し気にしてみてください。もし当てはまるサインがある場合は、「お口の乾燥」に注意して早めにケアすることが大切です。
お口の乾燥が与える影響
では実際にお口の乾燥が続くと、どのようなリスクがあるのでしょうか。
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むし歯の増加:唾液は酸を中和して歯を守る働きがあります。乾燥で唾液が減ると酸の影響を受けやすくなり、歯が溶けやすくむし歯のリスクが高まります。
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歯並びへの影響:口呼吸が習慣化すると舌の位置が下がり、上あごの発育が妨げられることがあります。その結果、歯並びの乱れや出っ歯・受け口などの不正咬合につながることもあります。
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口臭:唾液が少ないと細菌が繁殖しやすくなり、特有の口臭を生じやすくなります。子どもでも「お口のにおいが気になる」という相談は少なくありません。
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飲み込み・発音の問題:唾液が少ないと食べ物が飲み込みにくくなり、食事に時間がかかったり、好き嫌いの原因になったりすることも。さらに、舌や唇の動きに影響して発音が不明瞭になるケースもあります。
- 感染症リスクの増加:唾液には抗菌作用があります。乾燥によってその働きが弱まると、口内炎ができやすくなったり、風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなることがあります。
「ただの口の乾き」と軽く見ず、成長期にある子どもにとって大きな問題につながることを理解しておくことが大切です。
ご家庭でできる乾燥対策
日常生活の工夫で、お口の乾燥を防ぐことができます。
- こまめな水分補給
のどが渇いていなくても、少量ずつ水分をとる習慣をつけましょう。甘いジュースや炭酸飲料はむし歯の原因になるので、水やお茶がおすすめです。 - よく噛んで食べる
噛む回数を増やすことで唾液腺が刺激され、自然に唾液が分泌されます。梨やリンゴ、さつまいもなど、秋の食材は噛み応えがあり、季節を楽しみながら乾燥対策にもなります。 - 鼻呼吸を習慣づける
口呼吸はお口の乾燥の大きな原因です。日中だけでなく、睡眠時に口が開いていないかもチェックしてあげましょう。鼻づまりがある場合は耳鼻科の受診も検討しましょう。 - 部屋の湿度を保つ
乾燥しやすい季節は加湿器を使って室内の湿度を50〜60%に保つのが理想です。濡れタオルをかけたり、洗濯物を室内干ししたりするのも簡単な方法です。 - 唾液腺マッサージを取り入れる
耳の下やあごの下をやさしくマッサージすることで、唾液の分泌を促すことができます。ぜひ親子で一緒に試してみてくださいね。
歯科医院でできるサポート
ご家庭での工夫に加えて、歯科医院でのチェックも大切です。
きらめきデンタルクリニックでは、お口の乾燥に関して次のようなサポートを行っています。
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お口の乾燥状態のチェック
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口呼吸の有無や歯並びへの影響の確認
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食習慣のアドバイス
- 口を閉じにくいかみ合わせや歯並びの確認
さらに、「鼻づまりや口呼吸と歯並びの関係」など口呼吸が及ぼす影響についてのご説明や、必要に応じてMFT(口腔筋機能療法)のトレーニングをおこなっています。
お口の乾燥は、単なる不快感だけでなく、むし歯や歯並びの乱れにもつながる可能性があります。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
10月は乾燥に加えて風邪やアレルギーによる鼻づまりが増える季節です。こうした環境は「お口の乾き」を招きやすく、むし歯や歯並びに影響する可能性があります。
「唇が乾いている」「口を開けて寝ている」と気づいたら、それはお口からのSOSかもしれません。気になる症状があるときは、ぜひお気軽にご相談ください。
お子さんの健康な笑顔を守るために、私たち きらめきデンタルクリニック がサポートいたします。
私たちきらめきデンタルクリニックでは、幼少期から自分自身で自分の歯を守るための正しい知識や定期検診の習慣を身につけられるように、歯が生える前から定期的に歯医者に通っていただくことをお勧めしています。
育児本では得られない歯とお口のプロからの視点で、お口に関する知識やアドバイスをお伝えしています。
これまで10,000人以上の子どものお口を診てきた小児歯科専門だからこそ、お伝えできることがたくさんあります。
何かお困りのことがあれば、いつでも私たちにご相談ください。
きらめきデンタルクリニック
〒476-0002 愛知県東海市名和町寺徳1-5
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執筆者
きらめきデンタルクリニック広報 渡辺 加奈江
監修者
きらめきデンタルクリニック理事長 竹内 敬輔
【 資格・所属 】
日本矯正歯科学会、日本成人矯正歯科学会、日本小児歯科学会
日本咬合育成研究会、全国小児歯科開業医会、名古屋臨床小児歯科研究会
日本歯科医師会、愛知県歯科医師会、東海市歯科医師会
詳しい経歴はこちら → 理事長 竹内敬輔の紹介