2月のお知らせ ~チョコレートは本当にむし歯になりやすいのか?~
2月の休診日について
東海市にある小児歯科、矯正歯科を専門とするきらめきデンタルクリニックです。
いつもご来院ありがとうございます。
2月の休診日は以下の通りです。
■木曜(6日、20日、27日)
■日曜(2日、9日、16日、23日)
■祝日(11日、24日)
※2月13日(木)は診療日となります
ご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
チョコレートは本当にむし歯になりやすいのか?
2月14日はバレンタインデーですね!
バレンタインデーといえばチョコレートですが、「チョコレートはむし歯になりやすい」として、お子さまへ与えるおやつとして避けている親御さんも多いのではないでしょうか。
今回は、そんなチョコレートとむし歯の関係についてご紹介します。
チョコレートとむし歯の仕組み
甘~いチョコレートはまさに「むし歯の原因」と思われがちですが、実はチョコレートのその全てがむし歯になりやすいわけではありません。
ここで、どうしてむし歯になるのか、むし歯の仕組みについて簡単にお伝えします。
まず、むし歯の原因となるのは甘い食べ物や飲みものそのものではありません。
私たちが砂糖や炭水化物を摂取したときに、お口の中の細菌(主にミュータンス菌)がそれらをエサとして酸を生成し、この酸が歯のエナメル質を溶かすことでむし歯になるのです。
チョコレートの多くは砂糖を含むため、頻繁に食べるとむし歯のリスクが高まります。 しかし、チョコレートにはむし歯リスクを軽減する可能性のある成分も含まれていることがわかっています。それが「カカオポリフェノール」です。
カカオポリフェノールのむし歯抑制効果
カカオポリフェノールはカカオに含まれる天然の抗酸化物質で、お口の中の細菌の増殖を抑える働きがあるとされています。特にミュータンス菌の活動を弱める効果が報告されており、この点からカカオ成分の高いチョコレートはむし歯になりにくい可能性があるのです。つまり、カカオ成分が高く砂糖の少ない「ダークチョコレート」を選べば、むし歯のリスクを抑えることが期待できます。ただし、これもあくまで適量を守った場合の話であり、食べ過ぎやケアを怠るとむし歯になるリスクは避けられません。
キシリトール入りのチョコレートがおすすめ
さらに近年では、キシリトールを甘味料として使用したチョコレートが注目されています。キシリトー ルはむし歯菌のエネルギー源にならず、むしろむし歯菌の働きを弱める効果があります。そのため、キシリトール入りのチョコレートを選ぶことで、むし歯のリスクを大幅に軽減できます。
また、キシリトールは唾液の分泌を促進する作用があり、唾液による自浄効果が高まることで、お口の中をむし歯になりにくい環境に整える助けとなります。特に、食後やおやつの時間にキシリトール入りのチョコレートを取り入れると、甘いものを楽しみながらむし歯を予防することができておすすめです。
きらめきデンタルクリニック併設のきらめきストアでは、キシリトールを使ったガムやタブレット、グミなどを販売しています。ぜひご来院の際は立ち寄ってみてくださいね!
まとめ
チョコレートはむし歯の原因になりやすいと思われがちですが、実際には選ぶ種類や食べ方によってリスクを軽減できます。また、甘いものを食べるときは適量を守り、食後のケアを怠らないようにして健康な歯を維持していきましょう!
私たちきらめきデンタルクリニックでは、幼少期から自分自身で自分の歯を守るための正しい知識や定期検診の習慣を身につけられるように、歯が生える前から定期的に歯医者に通っていただくことをお勧めしています。
歯とお口のプロからの視点で、育児本では得られないお口に関する知識やアドバイスをお伝えしています。
これまで10,000人以上の子どものお口を診てきた小児歯科専門だからこそ、お伝えできることがたくさんあります。
何かお困りのことがあればいつでもご相談ください。
きらめきデンタルクリニック
〒476-0002 愛知県東海市名和町寺徳1-5
■予約
TEL:052-601-1616
執筆者
きらめきデンタルクリニック広報 渡辺 加奈江
監修者
きらめきデンタルクリニック理事長 竹内 敬輔
【 資格・所属 】
- 日本矯正歯科学会、日本成人矯正歯科学会、日本小児歯科学会
- 日本咬合育成研究会、全国小児歯科開業医会、名古屋臨床小児歯科研究会
- 日本歯科医師会、愛知県歯科医師会、東海市歯科医師会
詳しい経歴はこちら → 理事長 竹内敬輔の紹介