コラム

少しでも長く自分の歯で過ごすために…

 

「自分の歯は永遠」と思っている方も少なくないように思います。

ずっと自分のお口の中にあった歯を、“失う”ということはなかなか想像しがたいかもしれません。

しかし実際にはむし歯や歯周病などお口のトラブル、またまれに事故やケガなどで歯を失うということが起こりえます。

 

令和4年 歯科疾患実態調査

歯科疾患実態調査は、日本の歯科保健状況を把握し、今後の歯科保健医療対策の推進を目的とした調査です。

厚生労働省が実施しており、全国から抽出された国民を対象に現在5年ごとに調査が実施されています。

 

8020運動の達成者調査グラフ

1人平均現在歯数の経年推移(日本医師会プレスリリース・活動報告|No.195より)

 

日本歯科医師会 ホームページ

 

 

50歳から歯を失う確率が高くなる

令和4年に実施された歯科疾患実態調査によると、80歳以上で20本以上の歯を保つという8020達成者率は51.6%でした。(前回実施:平成28年【51.2%】)

45歳以上では、20本以上の歯を有する方の割合は年代別にみると一部を除いて増加傾向にはありますが、それでもやはり50歳を境にして歯を失う傾向にあることが分かります。

 

歯科検診の必要性について

また、歯科疾患実態調査によると過去1年間に歯科検診を受診している者の割合は58%でした。

歯科健診が義務化されていない働き盛り(30~54歳)では5割に届いていない状況であり、義務化されていない働く世代への歯科健診制度の必要性が改めて確認されました。

 

歯科検診を受診している者の割合、性・年齢階級別 (令和4年歯科疾患実態調査より)

令和4年歯科疾患実態調査の概要(厚生労働省) 

 

 

矯正治療の目的とは

不正咬合をそのままにしておくと下記のような問題がでてきます!

 

◎ますます歯並びや咬み合わせが悪くなる
◎むし歯になりやすく、歯の寿命が短くなる
◎歯槽膿漏(歯周病)になりやすく、歯の寿命が短くなる
◎食べ物がよく噛めない
◎硬い食物を食べることが困難になる
◎口臭の原因になる
◎顎の関節に負担をかける
◎口元の見た目が悪く、劣等感を感じることがある

※成長期では顎の正常な成長・発育が阻害される

日本矯正歯科学会ホームページより引用

 

矯正歯科相談を受けられる前に

矯正歯科治療は、顎や歯を動かすことによって歯並びを整え、咬み合わせを改善することで、健やかな人生を送っていただくためのものです。しかし、治療のデメリットもあることを理解していただかなくてはなりません。

 

◎少しずつ顎や歯を動かすために、長期間の治療となる。
◎基本的に保険が適用されず、自費すなわち患者さんの全額負担となるため、高額になることがある。
◎装置を装着するため痛みや圧迫感があり、ストレスとなる場合がある。
◎歯並びを整え、咬み合わせを改善するためやむを得ず、健康な歯を削ったり抜くことがある。

 

一般に上記のことが挙げられていますが、治療を受けられる年齢や時期によって異なります。

実際に矯正歯科で詳しく説明を受けたうえで、矯正歯科治療を始めるかどうかを判断されることをお勧めいたします。

 

インビザラインGoで素敵な笑顔に

 

執筆者

きらめきデンタルクリニック広報  渡辺 加奈江

 

監修者

きらめきデンタルクリニック理事長  竹内 敬輔

【 資格・所属 】

  • 日本矯正歯科学会、日本成人矯正歯科学会、日本小児歯科学会
  • 日本咬合育成研究会、全国小児歯科開業医会、名古屋臨床小児歯科研究会
  • 日本歯科医師会、愛知県歯科医師会、東海市歯科医師会
  •  

詳しい経歴はこちら → 理事長 竹内敬輔の紹介

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